近年、経済に大きな影響があるとして、LGBT消費者の動向が注目されています。 アメリカのLGBT消費者動向について、Nielsenのレポートの一部を紹介します。

次に何が流行るのか?これは、最新イノベーション、メディアや消費者グループの成長の最先端にいるために、小売業者、製造業者、マーケターが常に考え続けていることである。これらの領域で流行の最先端を行く人々を探そうとするなら、アメリカのレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー(LGBT)世帯は参考にすべき存在だ。

Neilson Researchによれば、LGBT世帯は、アメリカの平均的な消費者より年間10%も多く買い物に行くだけでなく、消費額も多い。LGBT世帯は2014年、平均して4135ドル(当時51万円ほど)を小売店で消費している。これは一般の世帯より7%以上も多い額だ。

LGBT消費者はどこで買い物をしているのか?

LGBT消費者は書店を筆頭とした専門小売業者でより多く出費している。実際2014年には、72%以上一般の消費者より多く本屋で買い物をしている。よく書店で買い物をしているLGBT消費者は、その他の消費者より2倍近くの回数書店で買い物をしていた。LGBT消費者はただ愛読家なわけではない。その他にも、酒屋やコンビニエンスストア、高級店でも多く出費している。

LGBTの消費が多い小売店

  • Non-LGBT
  • LGBT

非LGBT消費者の数値を100とする

全ての専門品店がLGBT消費者の関心を得ているわけではない。玩具店など、LGBT消費者の出費が他と比べて少ない専門店もある。

LGBTが利用する事が少ない小売店

  • Non-LGBT
  • LGBT

非LGBT消費者の数値を100とする

LGBT消費者は何を購入しているのか

消費者がどこで買い物をしているかを知るだけでは、消費動向を理解したことにはならない。例えばLGBT世帯は、ペットショップの利用率がその他の世帯より32%も高いだけでなく、消費額も高い傾向がある。LGBT消費者は、平均126ドルをペットケア商品に、255ドルをペットフードに費やした。つまり、LGBT消費者はそれぞれ、ペットケア商品は36%、ペットフードは20%以上、一般の消費者より出費している。加えて、酒類、美容衛生用品、電子機器に対してもより多く出費している。

LGBTの年間消費額

  • Non-LGBT
  • LGBT

非LGBT消費者の数値を100とする

オンラインeコマース事業とのLGBTの関係は深い。LGBT世帯は、その他の消費者より年間35%以上多くeコマースに出費をしている。 ストレート世帯に比べ、スナック(122%)、家庭用クリーナー(73%)、コーヒー(69%)、投薬(67%)などもオンラインで購入している。

LGBTコミュニティは米国経済にとって重要な役割を果たしており、小売業者はそれに対応し、適切な在庫管理を計画する必要性があるだろう。そしてこのグループが何をどのくらい求めているのかを理解することで、小売業者、製造業者、マーケターはより効率的に商品を開発し、促進していく事ができるだろう。